フィルムの現像と判定

現像

現像用暗室を備えた車両にて現像します。


現像時間は、躯体の厚み・現像枚数・気温などによって変わります
10分〜20分位で現像できます。

現像車両の駐車スペースを確保願います。



フィルムの判定


フィルムに映し出されたコンクリート内部の埋設物を判定しケガキします。

鉄筋を避けてコア貫き完了です。

例1

電気配線・鉄筋あり 穿孔はNGです。



例2

エアコン配管用の65φ穿孔予定 鉄筋も電配もよけて穿孔OK




担当者様との打ち合わせ

追加撮影の有無

埋設物があった場合など
位置の変更等で再検査が必要な場合は、再度撮影します。


特例

躯体が厚い場合

壁工法の躯体や、梁などコンクリートの厚みが350o以上ある場合
あらかじめ斫りやコア抜きでコンクリートの厚みを300o以下にしてから
レントゲンを撮ることもあります。
下の写真は途中までコア抜きしてから撮影したものです。

このまま貫通できれば問題ありませんが
この場合では鉄筋を切断してしまいます。
途中までコア抜きしてしまった穴は、無駄になり壁の補修が必要になります。