現像車両の駐車スペースを確保願います。



エックス線探査の手順

コンクリートのレントゲン撮影前の準備

  • 検査箇所の確認(両側とも作業可能か確認する)

  • エックス線発生器のエージング(ウォーミングアップ)を行います。(5分〜最長30分間、管理区域内は立入禁止になります。

  • お客様に出してもらった墨の裏側の位置確認

    検査箇所の裏側の位置を確認して検査が可能か確認します。

  • エックス線発生装置の設置(検査位置に垂直になるように機材を設置します)

    エックス線照射は基本的に穿孔側から行います。

X線装置の設置例

床面検査

床から1メートル以上離して設置します。

 




壁面検査

壁面から1メートル以上離して設置します。

リフター使用で、3.5メートルの高さまで上げることができます。









フィルム位置の確認・設置

エックス線発生装置を設置した反対側にフィルムを貼ります。

穿孔・開口サイズや躯体の厚みによりフィルムの枚数は変わります。
検査箇所の穿孔予定が130φまでは、1枚のフィルムにて撮影可能です。



養生テープや、設置器具を使いフィルムを設置します。
管理区域に人が居ないことを確認後エックス線を照射します。
一箇所あたりの照射時間は10秒〜数分で完了します。

安全対策

安全対策は万全です

  • 「エックス線作業主任者」の有資格者により「電離放射線障害物防止規則」に基づき立入禁止の管理区域を設置します。
  • 監視人の配置・無線機での合図などを徹底します。
  • サーベイメーター(線量計)を用い、管理区域の線量及び、個人線量計により作業員が被爆する事がないように管理しています。
  • 医療用の高感度フィルムと鉛遮蔽版を使用していますので、フィルム側では低線量になります。


エックス線の影響

エックス線は、制御器によって電気的に発生する電磁波の一種です。照射時以外に発生する事や、照射後空気中を漂う事はありません。


管理区域の設置






立入禁止の看板設置例




検査員が被爆しないために

検査に使用するエックス線は、低線量ですが多量に被爆すれば人体へ悪影響を及ぼします。
作業時は個人用のガラス線量計を必ず身に着け、毎月被ばく線量のチェックを怠りません。
徹底した安全対策につとめて作業します。